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20140806T_0

2014/08/06
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00:06:15
 様が入室しました。
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00:06:51
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TOPIC
00:07:26
リーフェンシュタール邸 午後 by  
00:08:28
こうしてここは余人の入り込めぬ陸の孤島と化した!
 
00:08:28
日差しの強い日々が続く季節、様々な憶測と噂が飛び交い近所で何かを話題になったりならなかったりするリーフェンシュタール邸もまた、厳しい日差しにさらされていた。
00:09:30
庭では銀髪の少女が如雨露を片手に駆けまわり、屋敷の周辺を青髪の少女が早朝から正午に至るまで走っていた。
00:10:02
そして午後、最も日差しが厳しくなる時間帯に2人はそれぞれの作業を中断し、休息を摂ることにした。
リーゼル
00:10:47
「…………すう……」 その結果がこれである。軽く汗だけ流した後、ベッドに転がるとそのまますぐに気持ちよさそうな寝息を立て始めてはや数十分。 
マリオン
00:14:35
「・・・」庭に面する窓辺に銀髪の少女が腰掛けて、外からの入ってくる風に髪をくすぐられている。
リーゼル
00:15:51
「ん……」 より心地よい姿勢を求めて寝返りを打つ。これ程無防備な姿など、此処以外では見せることはない。
マリオン
00:17:02
「・・・」ジジジと鳴り響く蝉の声は庭に植えられた向日葵の並びから聞こえてくる。風が吹く旅に重い頭が大きく揺れると鳴き声が一瞬途絶える。そんな営みを窓辺からじっと見ている・・・
00:17:09
わけではない。
00:18:37
「――」視線は室内のある一点に向けられている。少なくとも”対象”が寝入ってからはずっと。
リーゼル
00:19:01
「……う、む……」 手を動かし、隣にあるマリオンの枕を無意識に引き寄せる。それを抱くと満足気な表情になり、再び整った寝息を立てる。
マリオン
00:21:41
「――」す、と立ち上がり音を立てないように寝台に近づき、床に腰を下ろす。
00:23:30
「……」寝台にもたれるようにして横からその寝顔をじっと眺める
リーゼル
00:23:42
「…………」 近づかれても起きる気配はない。傍目から見ても、訓練量はいつもより多かったゆえに疲労していたのだろう。
マリオン
00:30:42
「……」真っ直ぐだがしなやかな黝い髪を、凛々しい眉を鼻梁を眺める。今は見えない瞳の翠を思い描きなが飽くことなく見つめ続ける
リーゼル
00:32:02
「……マリオン……」 寄せた枕をさらに強く抱きしめる。まるで匂いを嗅ぐような姿勢になっているのは誰の影響か。
マリオン
00:32:30
「……」その翠に映る時だけ、灰色の私に彩りが加わる。それを楽しいと感じるようになったのはいつ頃からだっただろうか
リーゼル
00:35:32
「……うむ、そうだ……食事はきちんと……」 寝言を呟きながら、鷹揚に頷く。この部屋に居る時は、寝相は意外と良いとはいえない。
マリオン
00:38:42
「……」そっと手を伸ばし、額に寝汗で張り付いている髪の一筋を掬い上げると、何やら夢の中で自分に語りかけているであろう言葉を耳にする。自然と詠美がこぼれる
リーゼル
00:40:34
「……ん……」 顔面に触れられると、むずがゆそうにわずかに表情を動かす。その手の感触に満足がいったのか、枕を手放し、心地よさげな表情をマリオンに向けた。
マリオン
00:44:31
「……」ひたり、と額に掌を押し当てる。しっとりとした肌は自分のそれよりも熱い。そのまま触れていれば伝わってくる熱で同じ温度になっていく。それが嬉しい
リーゼル
00:46:44
「……」 少し冷たい手で、火照った身体の熱が引いていく。その冷たさを求めて額に触れた手に自分の手を重ねる。
マリオン
00:49:29
風の通る室内とはいえ、暑気の中、人肌の熱は不快だろう、と手を引こうとした矢先 「ぁ…」重ねられた手に阻まれる
リーゼル
00:50:07
「……うむ……」 逃がさないとばかりに両手で腕を掴み、優しく引き寄せる。
マリオン
00:52:11
「……」起きてはいない。共寝をすればこうして引き寄せられる事はしばしあった
リーゼル
00:53:33
「…………」 今度はマリオンの腕を抱きまくらにして寝始める。表情は今までより遥かに朗らかだ。
マリオン
00:55:02
「……」元より振り払う心算など微塵も無いが、細く硬い自分の腕などでどうしてこうも心地良さそうになれるのか
00:57:12
「………」至近にある無防備な寝顔を見てふと、衝動に駆られる。
リーゼル
00:57:33
「…………んぅ……」 ぐい、とさらに身体ごと引き寄せる。腕に頬をひっつけ、あと少しでお互いの吐息が掛かりそうなくらいに。
マリオン
01:00:01
枕代わりされた腕は揺らさぬよう、細心の注意を払いながら上体を起こそうとしたら腕が引き寄せられたお陰でその距離が限りなく零に近づき
01:00:36
ちゅ
(額 , 瞼 , 鼻 , 頬 , 唇) → [頬]
リーゼル
01:01:31
あぶないところだった……。
01:02:37
「……ん……」 頬に触れた柔らかい感触。艶があって程よく温かくて……と言ったところで、ようやく違和感に気付いて、ゆっくりと目を開いた。
マリオン
01:02:55
「ん」唇が頬に触れる。そのまま先ほどの衝動に従って、ぺろりと頬を一甞めする
01:03:16
あじをみてみようといおもった、はんせいしてない
リーゼル
01:04:26
「んっ……!?」 目を開けば、目の前には揺れる灰色の瞳があって。かと思えば、頬を生ぬるい感覚が走って、思わず目を見開いた。
01:04:38
「ま、ま、マリオン……? な、何をしているのだ……?」
マリオン
01:07:08
開かれた瞳に映る自分の姿を発見する。ああ、やはりこの翠がいい。そう思うと翠に染まった自分が笑みを浮かべているのが見える
01:07:28
「味を見てみようと思った」
リーゼル
01:08:05
「……あ、味……?」 今舐めていたのは私の肌だ。つまり…… 「わ、私の味をか……?」
マリオン
01:10:22
「少ししょっぱかった」こういう感想を述べる事を彼女は一番恥じるだろうと確信を持ちながらあえて口にする
リーゼル
01:12:20
「っ、わざわざ言うでない! 汗をかいているのだから当たり前であろう……」 ベッドの上に座り込み、がくりと項垂れて尻すぼみに言う。
マリオン
01:14:39
「そうね、また一つ判ったわ」満足げに頷く。
リーゼル
01:16:44
「い、今のが私の味と思うでないぞ? 寝汗をかいていたからそんな味だったのであろうし……」
マリオン
01:18:15
「少ししょっぱくて」 頬に触れた唇に紅を差すような仕草で小指を這わせ 「とても、あまい」 微笑む
リーゼル
01:19:34
「…………」 その仕草にどきりと心臓が高鳴る。 「……い、いずれにしても恥ずかしいのはかわらぬ……」
マリオン
01:21:10
「知っててやった。今回も後悔してない」(ツ)v
リーゼル
01:22:28
「…………」 いつもそうだ。やられてばかりでは腹の虫が収まらない。 「マリオン」
マリオン
01:23:52
「ん」怒られるだろうか、呆れられるだろうか、それとも恥らうか、その反応の一つ一つが楽しみなのだ
リーゼル
01:24:58
「――ン……」 頭の後ろに手を回し、ぐいと引き寄せてそのまま自ら唇と唇を触れさせた。
マリオン
01:29:18
「―――」予想外の行動に目を見開く。額に掌を当てた時と違って温度差を感じないのは何故だろうか
リーゼル
01:30:46
「っは、ぁ……」 数秒の後、ゆっくりと唇を離して大きく息を吐く。その顔は興奮と恥ずかしさでいつもよりもずっと紅い。
01:31:13
「……ま、まだ疲れが残っているようだ。私はもう少し眠る……!」
01:32:10
そう言って、マリオンに背を向けてくるまった。
マリオン
01:34:19
「…はぁ……」それは時間にすればごく僅かで、五感で受け止める暇も与えられなかった。今はその余韻に吐息を漏らすのみだ
01:37:10
「おやすみなさい、リーゼル」そういつも通りの声音で告げる。
リーゼル
01:38:29
「………おやすみ」 素早く鼓動を続ける心臓を肌の上から押さえつけるようにしながら、どうにかそれだけ返して、強く目を瞑った。
マリオン
01:38:45
庭に面した窓を振り返る、幾分和らいだ日差しをくぐってきた生ぬるい風が、 火照った頬には丁度良いと、そう思った。
01:40:52
「……」ジジジ、ジジジと蝉の鳴き声が聞こえてくる。否。ずっと響いていたが意識にのぼらなかったのだろう。
01:42:50
熱を持った唇を舌で湿らせる。甘い、そう感じる。覚えてしまったからには忘れる事はないだろう。
01:46:34
「……」風に揺れる向日葵と、時々途切れる蝉の声。そんな営みを眺めながらぬるい風に頬と髪をくすぐらせる
01:47:10
そんなある夏の午後のひととき…
01:47:18
 
01:47:31
佐藤などいない。
SYSTEM
01:47:46
様が退室しました。
発言統計
マリオン33回51.6%1425文字49.4%
リーゼル25回39.1%1251文字43.4%
 3回4.7%176文字6.1%
3回4.7%33文字1.1%
合計64回2885文字