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SYSTEM > シリル様が入室しました。 (12/09-21:42:36)
SYSTEM > スフィーリア様が入室しました。 (12/09-21:43:59)
スフィーリア : きょろきょろ。 (12/09-21:45:19)
シリル : きょろきょろ。 (12/09-21:45:31)
シリル : 場所はどこがいいですか。 (12/09-21:45:34)
シリル : りんご亭で不意に遭遇するくらいでしょうか。 (12/09-21:45:46)
スフィーリア : 酒場でいいんじゃないでしょうか。 (12/09-21:45:47)
スフィーリア : では (12/09-21:45:56)
スフィーリア :   (12/09-21:46:04)
スフィーリア :   (12/09-21:46:05)
スフィーリア : 「……今日も来ていないようですね」 (12/09-21:46:14)
スフィーリア : 「最近は、専らこのお店にばかり顔を出していると小耳に挟んで、足繁く通ってみてはいるものの」 (12/09-21:46:39)
スフィーリア : 「やはり、政府への協力と称されて、あちこち連れ回されているのでしょうか……」 (12/09-21:47:13)
シリル : 「……っくしゅ……」 からんころん。 (12/09-21:47:49)
スフィーリア : 「……とりあえず、モーニングをお願いし」 (12/09-21:47:55)
スフィーリア : 「――あら」 (12/09-21:48:06)
シリル : 「……」 寒さにも暑さにもそれなりに強いはずなんだけど、くしゃみが出るとは珍しい。 (12/09-21:48:26)
スフィーリア : ひとまず無事な姿を目にして、思わず頬が綻ぶ。 (12/09-21:48:25)
シリル : 「あ……」 この前の会話の後で、この間の依頼だ。非常に気まずい。 (12/09-21:48:50)
スフィーリア : 「こんにちは」 にこやかー (12/09-21:49:11)
シリル : 「……どうも。おはようございます」 逃げるのもおかしい。観念してぺこりと頭を下げる。 (12/09-21:49:43)
スフィーリア : 「隣、空いていますよ」 ちなみに、店内はがらがらである。 (12/09-21:49:44)
シリル : 「隣以外もがら空きですけど」 (12/09-21:50:20)
スフィーリア : 「母集合的な意味では、そうですね」 (12/09-21:50:39)
スフィーリア : 「女将さん、すみません。モーニングを2つ、お願いします」 (12/09-21:50:58)
シリル : 「……割と強引ですよね」 ため息をつきながら隣についた。 (12/09-21:51:28)
スフィーリア : 「長らく、そういう仕事をしていたもので」 (12/09-21:51:50)
シリル : 「はぁ……そうでしたね」 未だに半信半疑だけど。 (12/09-21:52:33)
スフィーリア : 「ふふ。いいんですよ、信じなくても」 (12/09-21:53:11)
スフィーリア : 「あれから、お変わりありませんか?」 (12/09-21:53:49)
シリル : 「少なくとも、あなたが意味のない嘘を言うような人ではないのは信じています」 (12/09-21:53:49)
シリル : 「……多少、行動が制限されたりする以外は」  (12/09-21:54:23)
スフィーリア : 「嘘なんて、吐いたことがあったでしょうか……?」 (12/09-21:54:52)
スフィーリア : 「そうですか。なら、よかった」 (12/09-21:55:07)
シリル : 「私の知る限りでは無いですね」 (12/09-21:55:09)
スフィーリア : 「最初の様子を見たときは、拷問でもされていはしないかと気が気でなかったんですよ?」 (12/09-21:55:41)
シリル : 「さすがにそれは大げさ過ぎるかと……」 (12/09-21:56:24)
スフィーリア : 「あの官吏と来たら、居丈高で、いかにもという感じではありませんか」 (12/09-21:57:15)
シリル : 「まぁ、確かに。何度か蹴っ飛ばしてやろうかとも思いましたが」 (12/09-21:57:44)
シリル : 「でも正直、あのくらいは、まだマシな方ですよ」 (12/09-21:57:53)
スフィーリア : 「……ふふっ」 (12/09-21:58:08)
シリル : 「……何か?」 (12/09-21:58:31)
スフィーリア : 「すみません。そんな明け透けな言葉が聞けるとは思っていなくて、つい」 (12/09-21:58:41)
スフィーリア : 「でも、そうですね」 (12/09-21:59:07)
スフィーリア : 「4年前の事件直後は、もっと酷かったのでしょうね」 (12/09-21:59:19)
スフィーリア : 「あなたも、今よりずっと幼かったわけですし」 (12/09-21:59:40)
シリル : 「……あの時は、あなたたちみたいな相手もまったく居ませんでしたから」 (12/09-22:00:16)
シリル : 「本当に、自分だけが世界から切り離されたような、そんな感覚でした」 (12/09-22:00:30)
スフィーリア : 「……」 目を閉じて、胸から込み上げる何かを噛み締める。 (12/09-22:00:48)
シリル : 「……スフィーリアさん?」 (12/09-22:01:36)
スフィーリア : 「……あ、いえ」 (12/09-22:01:44)
スフィーリア : 「そんなふうに思っていてくださったんだなぁ、と」 (12/09-22:01:58)
スフィーリア : 「ルミナスさんやアシャラさんは、あのとおり人格者ですからともかく」 (12/09-22:02:32)
スフィーリア : 「私の妄言は、かなりきついですからね――」 急に真顔で。 (12/09-22:02:52)
シリル : 「まぁ……普通の人なら引くか一笑に付すかどっちかだと思います、アレは」 (12/09-22:03:25)
スフィーリア : 「そうですね。まともに聞いてくれるのは、だいたい冒険者と呼ばれる方々くらいでした」 (12/09-22:03:58)
シリル : 「冒険者でも真面目に聞いてくれるのは稀少だと思いますけど……」 (12/09-22:04:25)
スフィーリア : じー (12/09-22:04:27)
スフィーリア : 「……問うまでもありませんでしたね」 (12/09-22:05:26)
シリル : 「私の場合は、もっとおかしい話をたくさん聞いてきましたから、耐性が付いていたんでしょう」 (12/09-22:05:26)
スフィーリア : 「む。そう来ますか」 (12/09-22:05:37)
シリル : 「……何を期待していたんですか」 (12/09-22:05:49)
スフィーリア : 「そんな、期待だなんて」 手をぱたぱた。 (12/09-22:06:27)
シリル : 「まぁ、でも……」 (12/09-22:07:35)
スフィーリア : 「ただまあ、あの方々の話と一緒にされるのは、なかなか悔しいものがありますけれど」 笑いながら (12/09-22:07:43)
シリル : 「変な人でも、こうして変わらずに接してくれることが割と嬉しいのは確かです」 (12/09-22:08:03)
シリル : 「……すみません。そういうつもりはなかったんですけど」 (12/09-22:08:13)
スフィーリア : 「とうとう面と向かって言われてしまいました」 (12/09-22:08:19)
スフィーリア : 「ああでも、私の話を信じるようになったら、洗脳完了ということになってしまうのでしょうか……」 割と真面目に悩む。 (12/09-22:08:41)
シリル : 「半分くらいは信じていませんからまだ平気かと」 (12/09-22:09:05)
スフィーリア : 「むしろ、あちらの話を信じている素振りが全く見られないところを見ると、私の洗脳の方が遥かに進んでいますね。すでに5割方とは」 (12/09-22:09:45)
スフィーリア : 「あとは、そうですね」 (12/09-22:10:51)
スフィーリア : 「あなた風に言えば、あのくらいの話で接し方が変わることはありませんよ」 (12/09-22:11:48)
スフィーリア : 「私は私で、いろいろありましたしね」 (12/09-22:12:10)
シリル : 「……やっぱり、変わっていますよ、あなたは」 (12/09-22:12:42)
シリル : 「この間一緒した人たちだって、私からは距離を置いていましたし」 (12/09-22:13:00)
シリル : 「それと……」 (12/09-22:13:13)
シリル : 「父の話を、信じていなかった訳ではありません。……というより、4年前、あの箱庭から解放されるまでは、本気で信じていましたし」 (12/09-22:13:57)
スフィーリア : 「と、すると……きっかけは、あなたを命懸けで救い出したという?」 (12/09-22:14:34)
スフィーリア : さすがに少し、口調が硬くなる。 (12/09-22:14:55)
シリル : 「……そうですね。その人と、その人の……恋人、だったのかな。その二人です」 と、此処まで言ってから気付く。 「……私、そんな話はしましたっけ」 (12/09-22:15:31)
スフィーリア : 回想(過去ログ)に耽る。 (12/09-22:16:35)
シリル : 過去ログに耽るワロタ。 (12/09-22:16:55)
スフィーリア : 「う~ん、それらしい話を聞いた憶えはあるのですが、あなたからだったかどうか……」 結局、中の人の記憶どおりに喋ることに。 (12/09-22:18:13)
シリル : 正解はパパからでした>< (12/09-22:18:42)
シリル : 「私からは、話していなかったと思います」 (12/09-22:18:57)
スフィーリア : パパから聞いたのは憶えてるw (12/09-22:19:28)
シリル : ほっ。 (12/09-22:19:53)
スフィーリア : 友達はみんないなくなっちゃう~的な話の件で出てきてたっけなぁ、という自問でした。 (12/09-22:19:55)
シリル : 「……でも、そうですね。……話してもいいかもしれませんね」 (12/09-22:20:20)
スフィーリア : 「似たような件はあったと思いますが、その人の話ではなかったかもしれませんね」 (12/09-22:20:23)
スフィーリア : 「セオドア氏の写し身から聞いたのは確かですが」 (12/09-22:20:52)
シリル : 「…………」 父の写身という言葉にはちょっと困ったような表情になる。 (12/09-22:21:29)
スフィーリア : 「何か、気になりましたか?」 どうせ報告書は彼女の元にも回されているだろうから、あえて隠そうとはしなかったが。 (12/09-22:22:11)
シリル : 「いえ……報告でも聞いていましたが、やっぱりまだ生きていたんだなって」 (12/09-22:22:43)
スフィーリア : 「やはり、意外ではなさそうですね」 (12/09-22:23:15)
スフィーリア : 「それで、その2人というのは?」 あっさりと話を戻した。 (12/09-22:24:45)
シリル : 「遺体が発見されていないと聞いた時から、なんとなくですが、生きているんだろうなと思っていましたから」 (12/09-22:24:57)
シリル : 「……はい」 (12/09-22:25:01)
スフィーリア : 「ええ。あなたの口ぶりから、そう考えているであろうことは察せられましたしね」 (12/09-22:25:19)
スフィーリア : 「……写し身を置いていたことには、さすがに驚きましたけど」 (12/09-22:25:39)
シリル : 「私は、4年程前、教団の支部が一斉に襲撃されたのとほぼ時期を同じくして、あの箱庭から救い出されました」 (12/09-22:25:51)
スフィーリア : (各支部を一斉に……連絡を取り合う隙を与えなかったわけですね。妥当な作戦です) (12/09-22:26:36)
シリル : 「……そういう人ですから」 常人の理解を超えた発想と技術を持っているおかしい人。 (12/09-22:26:39)
シリル : 「私を救い出してくれたのが、その二人です」 (12/09-22:27:37)
シリル : 「当時、彼らはミシェルガンドで、冒険者をやっていたそうです」 (12/09-22:28:06)
スフィーリア : 驚いたポイントはそこではないが、言外なのでこちらも言外。 (12/09-22:28:15)
スフィーリア : (なるほど、それで冒険者に) (12/09-22:28:32)
シリル : 「教団が引き起こしていたいくつかの事件に関わって、自ら志願して教団の壊滅に協力した、と言ってましたっけ……」 (12/09-22:29:15)
スフィーリア : 「今の私たちみたいですね」 (12/09-22:30:30)
スフィーリア : と、あえて言ってやろう。 (12/09-22:30:46)
シリル : 「……そうですね」 だからこそ、あまり関わって欲しくはないのですが、という言葉は飲み込んで。 (12/09-22:30:44)
シリル : 「……そして、彼らは私の生家――あの箱庭の襲撃に参加することになりました」 (12/09-22:31:07)
シリル : 「父を始めとして、教団内でもそれなりの地位に就いていた者が多く居た場所です。戦いは熾烈を極めたそうです」 (12/09-22:32:13)
シリル : 「屋敷の外や、表層部分での戦いで陣営を問わず多くの人が命を落とし……結局、一時的に開いたあの扉の奥へ踏み込んだのは、その二人だけでした」 (12/09-22:33:07)
スフィーリア : (以前とは攻守が逆ですね) 散々妄言を垂れ流した夜を思い出す。 (12/09-22:34:05)
シリル : 「追い込まれた父は、最後の切り札として、当時父の作品の中で最も出来の良かった魔人の試作品を、彼にぶつけました」 (12/09-22:34:40)
シリル : 「二人は協力して魔人と対等に渡り合い、隙を突いて私を父から奪い取ってくれました」 (12/09-22:36:43)
シリル : 「恐らく……その辺りで父は逃げていたのでしょうね。私が気づいた時には、もう父の姿はありませんでした」 (12/09-22:37:13)
シリル : 「魔人と戦った事があるのなら分かるかも知れませんが、彼らは追い込めば追い込む程、強力な力を発揮するモノも多いんです」 (12/09-22:37:56)
スフィーリア : 「ザンガルズの能力を元にしているようですね」 こくり。 (12/09-22:38:19)
シリル : 「彼が戦った魔人も、例外ではありません。雲行きは、段々と怪しくなっていき、ついに魔人の腕が、彼を捕らえました」 (12/09-22:38:36)
シリル : 「ですが、彼は一歩も怯まず、私を恋人である女性に託して、最後の力を振り絞って魔人と刺し違えました」 (12/09-22:39:12)
スフィーリア : (あたかも今、目の前で繰り広げられている光景であるかのように……) 思い出というには傷だらけ。 (12/09-22:39:36)
シリル : 「その後、私は彼女に連れられてミシェルガンドの神殿を訪れました」 (12/09-22:39:50)
シリル : 「魔神に蝕まれていた身体に解呪を施されて……他にも、色々な検査を受けた末にようやく私は初めての自由を手にしました」 (12/09-22:40:35)
シリル : 「その辺りからでしょうね。父の異常さと、世界の“普通”を認識したのは」 (12/09-22:40:58)
スフィーリア : 「異常の中にあっては、それが正常とも言えますが……大事なのは、自ら見、知った上で判断すること、ですね」 (12/09-22:41:50)
スフィーリア : 「その女性は、今どちらに?」 (12/09-22:42:13)
シリル : 「……彼女は、始祖神の神官でした」 敢えて質問の答えを後回しにして。 (12/09-22:42:56)
シリル : 「事件の後しばらくは、彼女が私の面倒を見てくれていたんです」 (12/09-22:43:10)
シリル : 「けれど……私の異常さに耐えられなくなったのか、それとも他の理由か、ある時彼女は、もう私の世話を見る事が出来そうにないと、泣きながら謝って来ました」 (12/09-22:43:48)
シリル : 「その時、私は悟りました。……ああ、私はこの世界に居るべきではないんだな、って」 (12/09-22:44:35)
スフィーリア : 「好きだったんですね。その方のこと」 (12/09-22:44:59)
シリル : 「え?」 (12/09-22:45:22)
スフィーリア : 「どうでもいい相手だったら、そんなこと思いもしませんよ」 (12/09-22:45:51)
スフィーリア : 「失いたくない相手だったからこそ、悲しかったのではありませんか?」 (12/09-22:46:16)
シリル : 「……そう、なんでしょうか」 (12/09-22:46:35)
スフィーリア : 「それは、至って普通の反応だと思いますよ」 (12/09-22:46:43)
シリル : 「っ……」 (12/09-22:47:03)
スフィーリア : 「その方が、どういう理由であなたと別れることになったのかはわかりませんが……」 (12/09-22:47:51)
スフィーリア : 「……うーん、上手く言葉が続きませんね」 (12/09-22:49:40)
シリル : 「……いえ、その言葉だけで、十分です」 微かに涙声で。 (12/09-22:50:18)
シリル : 「……その後、気付けば私は一人で街道を歩いていました」 (12/09-22:50:33)
シリル : 「だから、あの後彼女がどうしているのかは、知らないんです」 (12/09-22:51:09)
シリル : 「彼女にとって最も大切な人を奪ってしまったのは私ですし……合わせる顔もありません」 (12/09-22:51:35)
スフィーリア : 「奪ってしまった、とはまたずいぶん上から目線ですね」 (12/09-22:52:30)
スフィーリア : 「その女性の思うところは、やはりわかりませんけど……」 (12/09-22:52:56)
スフィーリア : 「少なくとも」 (12/09-22:53:00)
スフィーリア : 「あなたを助け出した男性は、よかれと思って立ち向かったわけでしょう?」 (12/09-22:53:31)
シリル : 「……はい」 (12/09-22:53:42)
スフィーリア : 「なら、それだけのことですよ」 (12/09-22:54:04)
スフィーリア : 「自分の責任の下に、自由を貫いた」 (12/09-22:54:22)
スフィーリア : 「結果として、命を落としてしまったかもしれませんし、あるいは後悔していたかもしれませんが」 (12/09-22:54:55)
スフィーリア : 「立ち向かおうと決断した、その一瞬だけは」 (12/09-22:55:14)
スフィーリア : 「あなたは、他の何よりも優先されたんです」 (12/09-22:55:23)
シリル : 「…………それだけの価値が、私にあったんでしょうか」 (12/09-22:56:24)
スフィーリア : 「その事実は、あなたの胸の内だけでも誇ってあげていいんじゃないでしょうか?」 (12/09-22:56:31)
スフィーリア : 「少なくとも、私にとっては、あります」 (12/09-22:56:44)
スフィーリア : 「亡くなってしまった方や、喪ってしまった方には本当に申し訳ありませんが」 (12/09-22:57:01)
スフィーリア : 「おかげで、あなたと出会うことができました」 (12/09-22:57:17)
シリル : 「……っ……よく簡単に言えますね、そんな台詞……」 (12/09-22:58:02)
スフィーリア : 「客観的な視点から言えば、世の中のものは全て等しく無価値でしょう」 (12/09-22:58:28)
スフィーリア : 「だったら、残るのは主観――価値なんて、自分で定めれば済む話です」 (12/09-22:58:47)
スフィーリア : 「ふふっ。もう恥ずかしがるような歳ではありませんから」 いたずらっぽく笑う。 (12/09-22:59:17)
シリル : 「言われる方が恥ずかしいですよ……まったく……」 (12/09-22:59:50)
スフィーリア : 「もっとも私の場合、磨り減りすぎて人の生き死にで傷む心が残っていないのかもしれませんけどね」 笑えない冗談だ-! (12/09-23:00:26)
シリル : 「……そんなことは、無いと思います」 (12/09-23:00:57)
スフィーリア : 「だといいのですが」 (12/09-23:01:29)
シリル : 「こんな私に、価値を認めてくれているんですから」 (12/09-23:01:26)
スフィーリア : 「むむ。言いますね」 (12/09-23:02:27)
スフィーリア : 「自分に価値を見出す者は出来た人だ、と……なるほどなるほど」 (12/09-23:03:02)
スフィーリア : 「そこまで言えれば上等ですね」 またまたにっこり。 (12/09-23:03:17)
シリル : 「……そういう意味じゃありません!」 (12/09-23:03:18)
スフィーリア : 「――ですが、そうですね」 (12/09-23:04:45)
スフィーリア : 「あなたにそう思っていただけるよう、私も努力します」 (12/09-23:05:12)
シリル : 「なんだか……口説かれている気分になってきました……」 (12/09-23:06:02)
スフィーリア : 「あら、私の方はいつでもお付き合いする準備がありますよ?」 (12/09-23:06:28)
シリル : 「やめてください……何処まで本気か分からなくて怖いです……」 (12/09-23:07:09)
スフィーリア : 「ふふっ。一応、冗談です」 (12/09-23:07:36)
シリル : 「はぁ……」 (12/09-23:07:51)
スフィーリア : 「この歳で、誰かとお付き合いしたことが一度もなかったりしますし」 (12/09-23:08:03)
シリル : 「誰彼構わずそんな風に声を掛けているからでは……?」 (12/09-23:08:27)
スフィーリア : 「そんな、まるで私がプレイボーイみたいに……」 (12/09-23:09:09)
スフィーリア : 「ただ奥手なだけですよ。……すみません、さすがにつまらないですよね」 (12/09-23:09:22)
シリル : 「冗談のセンス無さすぎです……」 (12/09-23:09:35)
スフィーリア : 「ま、まあ、仕事が恋人だった、ということにしておいてください」 (12/09-23:09:53)
シリル : 「っていうか別にスフィーリアさんの恋愛遍歴はどうでもいいんですけど……」 遍歴? (12/09-23:10:48)
スフィーリア : 「口説かれているようだ、と言ってきたのはそちらですよ?」 (12/09-23:11:13)
シリル : 「そういう台詞を連打してきたのはそちらです」 (12/09-23:11:32)
スフィーリア : (……それこそ、あまり入れ込んでしまうと、喪ったときの衝撃に耐えられないかもしれないと、どこかで思っていたかもしれませんね。私の道は、果てしなく続いているのだから) (12/09-23:11:58)
シリル : 「……どうしました、急に真剣な表情になって」 (12/09-23:12:31)
スフィーリア : 「私としては、普通にお話ししていただけなんですけどね」 (12/09-23:12:35)
スフィーリア : 「ああいえ、自分で言っておいてなんですが、思い返してみると確かに奥手だったなぁ、と……」 (12/09-23:13:10)
シリル : 「普通でそれなのは、深刻な病気かも知れませんね」 (12/09-23:13:19)
シリル : 「それは信じられません……」 (12/09-23:13:27)
スフィーリア : 「お付き合いする前から、喪った後のことを考えて腰が引けてしまうのは、奥手と言いませんか?」 (12/09-23:13:58)
シリル : 「それは奥手というか心配性というか……」 (12/09-23:14:17)
シリル : 「でも……私も人の事は言えませんね」 (12/09-23:14:26)
スフィーリア : 「でしょう?」 (12/09-23:14:36)
スフィーリア : 「なので」 (12/09-23:14:43)
スフィーリア : 「今回は気にせず入れ込むことにしたので、よろしくお願いします」 (12/09-23:14:48)
シリル : 「今度……オットーさんやルミナスさんにも謝っておいた方がよさそうですね」 勝手な考えで突き放してしまった。 (12/09-23:15:56)
シリル : 「……はぁ、もう諦めました。頑張ってください」 (12/09-23:16:07)
シリル : 「……ただ、ひとつ約束してください」 (12/09-23:16:12)
スフィーリア : 「そうですね。彼らは私と違ってナイーブですし」 だって男の子だもの。 (12/09-23:16:33)
スフィーリア : 「何でしょう?」 (12/09-23:16:45)
シリル : 「……」 ジト目。>ナイーブとか (12/09-23:17:12)
シリル : 「……あの人みたいに、私の前から居なくならない事」 (12/09-23:17:34)
シリル : 「……また同じようなことがあったら、今度こそ私は、諦めてしまうと思います」 (12/09-23:18:00)
スフィーリア : 「……」 (12/09-23:18:33)
スフィーリア : 「失礼します」 と頭を下げてから、両手でそっと抱き寄せる。 (12/09-23:18:53)
シリル : 「っ……!?」 (12/09-23:18:57)
スフィーリア : 「大丈夫です。私は居なくなったりしませんよ」 (12/09-23:19:34)
スフィーリア : (何と言っても、神様のお墨付きですから) (12/09-23:20:06)
シリル : 「……絶対ですよ」 急に抱き寄せられて顔を真っ赤にしたまま、目を閉じる。 (12/09-23:20:52)
スフィーリア : 「確かに心配性ですね。あなたも」 (12/09-23:21:06)
スフィーリア : それから、すっ、と離れて (12/09-23:21:20)
スフィーリア : 「ところで」 (12/09-23:21:49)
シリル : 「……な、なんでしょう」 (12/09-23:22:11)
スフィーリア : 「今後、どちらの名前で呼ばれたいですか?」 (12/09-23:22:11)
スフィーリア : 「アシャラさんなどは、思う所あるのか、事あるごとに変えているようですが」 (12/09-23:22:26)
スフィーリア : 「どちらにしようか、私も悩んでいて……」 (12/09-23:22:40)
スフィーリア : 「この際、あなたの好きな方で呼ぼうかと」 (12/09-23:22:51)
スフィーリア : 「ほら、プレゼントも、サプライズより相手に直接リサーチした方が良い結果になると言いますし」 (12/09-23:23:09)
シリル : 「……難しいですね」 (12/09-23:23:23)
シリル : 「……確かに、冒険者を始める時には、シェリー・アディソンという名前を選びました」 (12/09-23:23:47)
シリル : 「でも、それは前向きな理由なんかじゃなく……シリル・エアルドレッドから目を背ける為、逃げる為に付けたものだったんです」 (12/09-23:24:26)
シリル : 「けれど、シェリーとして出会った人たちの中には、私をシェリーとして見てくれている人が居るのも確かです」 (12/09-23:25:21)
シリル : 「……どちらを選んでも、誰かに不義理になってしまうような気がして」 (12/09-23:25:37)
スフィーリア : 「義理堅いんですね」 (12/09-23:26:08)
スフィーリア : 「うーん、どうしたものでしょうか」 (12/09-23:26:52)
シリル : 「多分、頑固なんです。……父に似て」 ふっと浮かべた笑みには、嘲りや嫌味は無い。 (12/09-23:27:02)
シリル : 「いっそ、気が済んだら両方を合わせた新しい名前で生きていくのもありかも知れませんね」 冗談らしく言う。 (12/09-23:27:34)
スフィーリア : 「あるいは、両方とも使う、という手もありますね」 (12/09-23:27:53)
スフィーリア : 「貴族の中には、そういう方も少なくありませんし」 (12/09-23:28:01)
スフィーリア : 「新しい名前に候補があるなら、それがいいと思いますけど」 期待の眼差し。 (12/09-23:28:38)
シリル : 「色々な手続きとか、名前はひとつの方が手っ取り早そうですし……あんまり複数を使い分けるのは良くない気がします」 貴族じゃないし。 (12/09-23:29:48)
シリル : 「候補なんてありませんよ。今ぱっと思いついた意見ですから」 (12/09-23:29:59)
スフィーリア : 「しかし、決めていただかないと、結局、私が何と呼ぶかが定まらないのですが……」 (12/09-23:31:50)
シリル : 「……まぁ、新しい名前にするにしても、父の企みを阻止してからがいいです」 (12/09-23:32:55)
シリル : 「それまでは……シリルでいいですよ。ギルドにも、そう登録していますし」 (12/09-23:33:11)
スフィーリア : 「わかりました」 (12/09-23:33:20)
スフィーリア : 「あ、でも早めに決めておいた方がいいと思いますよ。残念ネームが後世まで残るのはお嫌でしょうし」 (12/09-23:33:50)
スフィーリア : 「早くしないと私が何もかも片づけてしまいますからね」 (12/09-23:34:18)
シリル : 「そんな変な名前は付けませんから大丈夫です」 (12/09-23:34:48)
スフィーリア : 「では、楽しみにしておきます」 (12/09-23:35:31)
スフィーリア : 「さて、と」 (12/09-23:36:02)
シリル : 「……大分話し込んでしまいましたね」 (12/09-23:36:05)
スフィーリア : 「そうですね」 (12/09-23:36:24)
スフィーリア : 「いいかげん、食べましょうか」 すっかり冷め切ったモーニングに視線を落とす。 (12/09-23:36:41)
シリル : 「……おもいっきり忘れてましたね」 (12/09-23:36:49)
スフィーリア : 「残してはティダン様に罰を当てられてしまいますし、戴きましょうか」 (12/09-23:37:25)
シリル : 「ええ。話したおかげで、丁度良い感じにお腹も空きました」 (12/09-23:38:11)
スフィーリア : 「それでは、いただきます」 一礼してから、ナイフとフォークに手を伸ばす。 (12/09-23:39:01)
シリル : 「いただきます」 同じようにしてから、食器に手を伸ばす。 (12/09-23:39:21)
スフィーリア : 冷め切っている上に、やたらと塩味が利いていたけれど (12/09-23:39:26)
スフィーリア : すごく、おいしかったです。 (12/09-23:40:24)
SYSTEM > スフィーリア様が退室しました。 (12/09-23:40:30)
シリル : 久しぶりに物理的な意味だけでなく、誰かと一緒に取る食事を噛み締めました。 (12/09-23:41:14)
SYSTEM > シリル様が退室しました。 (12/09-23:41:17)
発言統計
スフィーリア141回54.9%3557文字50.6%
シリル116回45.1%3472文字49.4%
合計257回7029文字