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20131218V_0

2013/12/18
SYSTEM
17:41:03
様が入室しました。
SYSTEM
17:41:07
様が入室しました。
17:41:16
やみにかーっくれっていきる
17:41:59
なんですかそれ
17:42:10
おれたちゃよーかーいにんげん、なのさっ
17:42:14
っていう歌
17:42:18
ああ……
17:42:25
うむ。
17:42:27
では適当に。
17:42:29
 
TOPIC
17:42:43
〈黄金の林檎亭〉昼 by
シオン
17:43:54
「はぁ……」 不機嫌顔で腕と足を組んでテーブル席を陣取っている。目つきが悪くて人は寄り付かない。俺だけの空間だ。
17:44:12
なお足元には1匹の子犬。多少大きくはなったもののまだまだ子供だ。
17:44:33
目の前の人間の不機嫌顔など我関せず、用意された飯にがっついている。
ガリナ
17:47:14
「いつものことですが、景気の悪そうな顔をしていますね」 そこへすっと現れる白髪白肌の女です。
シオン
17:48:08
「……ん?」 声を掛けられて顔を上げた。 「お前に言われたかねェよ……」 不機嫌な表情のままつっけんどんにこたえた。
ガリナ
17:49:21
「失礼ですね。私は貴方のように不幸を招きそうな溜息は吐きません」 しゃがんで子犬撫でつつ。
シオン
17:50:11
「いや……お前絶対やたらとため息とか吐くタイプだろ」 間違いない。こいつはそういう顔してやがる。
17:50:34
犬は飯に夢中なので撫でられても特に気にせず飯を食べ続ける。慣れた相手なら警戒する必要もなかろう。
ガリナ
17:52:13
「私の溜息は貴方のものと違って気品がありますから」 真顔。
シオン
17:53:33
「気品じゃなくて図太さだろ……」 真顔でそんなこと言うやつが居るか。 「で、何しに来たんだよ」
ガリナ
17:55:32
「何をしにと言われましても、昼食を食べに降りてきただけですが」 言ってたら店員がいつの間にか注文していたガリナの食事を持ってくるのだ。 「ああ、そちらのテーブルにお願いします」
17:55:51
当然のようにシオンのいるテーブルを指さしつつ自分もそこに座るのだ。
シオン
17:56:13
「何でわざわざ此処に座るんだよ。他が空いてるだろうが」
17:56:49
けぷ。満足気に食べ終えてお座りしました。
ガリナ
17:58:03
「この席も空いているじゃありませんか。何か問題が?」
シオン
17:59:04
「お前な……」 わざわざ不機嫌そうな奴の所に居座るか普通。 「……まぁ、勝手にしろ」
ガリナ
18:01:03
「ふふ。そうさせて貰います」 ちら、とご飯食べ終えた子犬に目を向けて。 「リディ、おいでなさい」 ナチュラルに呼びつつおいでおいで。
18:01:34
すくっと立ち上がり、足早にガリナの元へ。
シオン
18:01:53
「……チッ」 相変わらずよく分からんやつだ。 「って、何だそれ」 リディって何。
ガリナ
18:02:38
「良い子ですね」 撫でつつ。 「この子の名前ですよ。リディニークといいます」
18:03:23
撫でられればお座りの姿勢でぱたぱた尻尾を振る。無理やり膝に乗ろうとしたりしない辺りしつけは行き届いているのだ。
シオン
18:04:00
「いつの間に名前なんてつけてたんだよ」 しかも犬の方もめっちゃ名前に反応したし。
ガリナ
18:05:43
「少し前に。貴方が名付ける気配が全くなかったもので」
シオン
18:06:54
「まぁ、結局いいのが思いつかなかったしな」 おい、とか呼べば寄ってきたし。
18:07:40
「変な名前じゃないし構わねェけど……」 そうか、お前はいつの間にか名無しの犬ではなくなっていたか……。感慨深げに犬を見た。
ガリナ
18:09:13
「私の地元の言葉で“氷河”という意味です。寒冷地出身の犬種の血を引くこの子には合う名でしょう?」 言いつつおてとかおかわりさせたりしてます。ちゃんとできたら撫で撫でしてあげます。
リディニーク
18:09:53
しつけは完璧さ。地味スパルタ2人に育てられたからな……。
ガリナ
18:10:07
シオンもスパルタでしたか……
シオン
18:10:14
できたら褒めるよ。。
18:11:02
「聞かねェ言葉だと思ったらそういうことか。この辺りでは無さそうだな」
ガリナ
18:12:05
「ええ」 具体的にどことは言わず自分の昼食も進めます。
シオン
18:12:24
「そこは何処か言っとけよ」 思わず突っ込んだ。
ガリナ
18:13:26
「まあそうですね……ここよりは南ですよ」
シオン
18:15:21
「ここからすりゃ大体南だろ……。まぁ、無理に聞くつもりはない」
ガリナ
18:16:20
「ユーレリア地方なんですけどね」
シオン
18:16:30
「普通に言うのかよ」
ガリナ
18:17:43
「かなり辺境の方なのですけどね。それ以上は私の都合で言うことは出来ません」
シオン
18:19:12
「無理に聞く気はないって言ったろ」 そんな気になる言い方されましても。 「言われても、ユーレリアなんて大体の場所しか分からないしな」
ガリナ
18:21:23
「まあそうでしょうね。普通は自分の住んでいない地域のことなど、殆ど知ることはないでしょうし、意味もありません」
シオン
18:22:33
「余程の物好きか。言葉通りの冒険家でもなけりゃそんな機会は無いだろうな」
18:23:19
「で、何でそんな田舎からこんな所に――って、それが言えねェから止めたんだよな」 そりゃそうじゃ。
ガリナ
18:25:22
「別段、隠し立てするようなことではないのですけどね」
シオン
18:26:33
「つっても、親しくもない相手に話すことでもないだろ」 重い話だった場合逆にこっちが困る。
ガリナ
18:27:25
「いえ別に。貴方のような無関係の人間に話したところで何かしら影響があることではないと思いますし……まあ、故郷の老人共は嫌がるかもしれませんが――」
シオン
18:29:20
「まぁそうだろうな」 ねこをさがしてくだちいとかなら手伝えるが、大それたことなんざ言われてもどうしようもないし。 「お前、頭の固い年寄りとの相性すこぶる悪そうだよな」
ガリナ
18:33:59
「ええ、頑固な老人というのはこの世で一二を争う程嫌いです」 言いつつ首に下げた聖印のようなものを服の裏から取り出し。
シオン
18:35:27
「お前も相当頑固そうだもんな……」 頑固と頑固はダメだ。一緒に置いてはいけない。 「何だそれ、聖印か? そんな形状のは見たことがないが」 強いて言えばダルクレムだが。(ヾノ・∀・`)ナイナイ
ガリナ
18:37:31
「失礼ですね。私はちゃんと柔軟さも持ちあわせていますよ」 まったく。 「それはそれとして――そうですね。信仰する対象を表したものという意味では同じです」
シオン
18:38:56
「どうだかな……」 若干雰囲気が何処かの頑固者と似てる。 「信仰する対象、ねぇ……。(それ)がか?」
ガリナ
18:42:06
「そうです。私の故郷で信仰されている――本の始まりの剣、そのものを象ったものです」
シオン
18:43:56
「……」 って、結局なんだかんだ聞いちゃってる気がする。まぁ本人が別にいいっていってたしいいか。 「四本……ああ、何か四本目があるって話を聞いたことがあったな。けど、それは三本しか無いんだな」 聖印。
ガリナ
18:45:23
「いえ。よく見てください」 注視すれば、中央に薄っすらと“四本目”のシルエットが描かれている。
シオン
18:46:16
「……ん?」 言われて少し身を乗り出した。 「何で四本目だけこんなに薄いんだよ」
ガリナ
18:50:35
「“四本目”の存在は、他の三本以上に不確かなものだからですよ」
18:51:25
「あるかもしれない――と、そう幾度も語られども、実際にこの世に顕現したという証はどこにもありません」
シオン
18:51:41
「まぁ、俺が聞いた話も、お伽話というか、今考えりゃ与太話みたいなもんだったしな」 小さい頃に親父から聞いてすげーってなってたあの頃。
18:52:04
「まさかとは思うが……それを見つけるとか言わないよな」
ガリナ
18:52:25
「そのまさかですよ」
シオン
18:52:52
「マジかよ……途方もないな」
ガリナ
18:53:05
「“第四の剣の顕現を確認せよ”というのが、故郷の長老より与えられた私の使命です」
シオン
18:54:16
「……で、お前は真面目にそれを全うしようと思ってるのか?」
ガリナ
18:54:51
「途方もありません。ですので、当然私以外にも同じ使命を与えられたものは大勢居ます。遥か昔より今日に至るまでね」
シオン
18:55:43
「気が遠くなる話だな。寿命全部賭けても手掛かりを得られるかどうかすら微妙じゃねェか」
ガリナ
18:56:45
「私にも好奇心というものはありますから、存在するなら見てみたいとは思いますけどね」
シオン
18:58:09
「そういう話は鼻で笑って一蹴するタイプかと思ってたんだが、意外だな」
ガリナ
18:59:31
「……こう言うとあまり私自身の気分がよくありませんが、そういう信仰のある土地で育ったので、私の中に根付いているものがあるのでしょうね」
19:00:04
「まあ……正直なところ、適当に手柄になりそうな情報を得て故郷に戻りたいというのが本音ですが」
シオン
19:00:21
「まぁそりゃ仕方ないだろ。俺の故郷だって似たようなもんだ」 基本的には。
19:00:49
「別にそのまま何処か行ってもバレそうにないが、戻りたいとは思うんだな」
ガリナ
19:01:53
「故郷自体に執着があるわけではないのですけどね」
シオン
19:02:15
「じゃあ何で戻りたいとか思うんだ?」
ガリナ
19:04:05
「私にとって、命の半分にも等しいものがあるからです」
シオン
19:05:02
「……んだそりゃ。素直に大事なもんって言えばいいじゃねェか」
ガリナ
19:06:57
「そう単純なものではないので、ね――まあ、それを老人どもに預けたまま、全てを放棄して生きるという選択肢は私の中にはないのですよ」
シオン
19:08:10
「その言い方だと、人質みたいに聞こえるな……」 まぁ、使命を放棄させないためには有効な手段なのかも知れないが、それはちょっと胸糞悪い話だ。
ガリナ
19:09:22
「そうですね。そのようなものかもしれません。私にとっては」
シオン
19:10:19
「あー……」 そう言われると途端に重く感じてきた。 「まぁ、無いとは思うが繋がりそうな話があったら、報せるくらいはしてやるよ」
ガリナ
19:11:06
「個人的には、老人共を鏖にして奪い返すのが一番なのですが……それもなかなか難しいので、こうして大人しく与えられた使命に従うしかないのが現状です」
19:11:46
「ええ。その時は是非」 繋がりそうな話。
シオン
19:12:00
「そういう事さらりと言うなよな……。仮にも女だろ」
ガリナ
19:12:28
「冗談ですよ。2割程」
シオン
19:12:58
「殆どマジじゃねえか」
ガリナ
19:14:32
「10割でないだけ良いと思って欲しいものです」
シオン
19:15:20
「はぁ……微妙に同情して損したぜ……」 やっぱ図太いわこの人。
ガリナ
19:17:04
「嘆いているだけではどうにもなりませんからね。どうにかする算段を考えるのは当然ですよ」
シオン
19:17:26
「その算段が物騒過ぎるんだっての」
ガリナ
19:19:14
「実力行使も手段のうちですから」
シオン
19:19:36
「それが必要にならない事をお前の代わりに祈っとくわ……」
ガリナ
19:20:04
「感謝しておくべきでしょうか」 それ。
シオン
19:20:40
「少なくとも、平和的に取り返せる方がいいのは確かだろ」 感謝するかどうかはともかく。
ガリナ
19:22:08
「老人共には一泡も二泡も吹かせてやりたくはあるのですけれどね……」 いつの間にか皿の上は空にてリディを撫で撫でしています。
リディニーク
19:22:40
気持ちよさそうに寝ているわ。
シオン
19:23:41
「まぁやってもそのくらいにしとけよ」 皆殺しだなんて物騒過ぎる。 「俺はそろそろ買い出しに行くが、どうする」 そいつ、とリディニークを指さした。
ガリナ
19:24:17
「今日は暇ですので預かっても構いませんが」
シオン
19:24:43
「じゃ、そうしとく。気持ちよさそうに寝てるのを起こすのも気が引けるしな」
ガリナ
19:27:05
「解りました。夜には引取にきてくださいね」
シオン
19:28:40
「あいよ」 流石に犬を取りに部屋へ行くのくらいは慣れた。 「じゃ、また後でな」 ガリナの方に寄って、リディニークをくしゃりと軽く撫でてから店を出て行った。 
ガリナ
19:29:44
「ええ」 と見送り。
19:29:58
そんな感じで僕はお疲れ様でしたさ。
19:30:14
お疲れさまでしたとさ。
19:30:22
てったいたい
19:30:23
)))
SYSTEM
19:30:28
様が退室しました。
19:30:35
)))
SYSTEM
19:30:38
様が退室しました。
発言統計
シオン48回43.2%2092文字50.7%
ガリナ45回40.5%1800文字43.6%
13回11.7%98文字2.4%
3回2.7%95文字2.3%
リディニーク2回1.8%42文字1.0%
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