名称:“愚鈍な鉄鎚”サヘケク(ミノヒポポタマス)
モンスターレベル:15 分類:シナリオ用: 蛮族
知能:低い 知覚:五感(暗視) 反応:中立
言語:汎用蛮族語、交易共通語、ミノタウロス語 生息地:グラシウス平原
知名度/弱点値:15/22 弱点:魔法ダメージ+2点
先制値:20 移動速度:20/30(水中)
生命抵抗力:20(27) 精神抵抗力:18(25)

攻撃方法:武器/命中力:20(27)/打撃点:2d+22/回避力:18(25)/ 防護点:18/HP:197/MP:52

特殊能力(◯:常動型 〆:主動作型 ☆:補助動作型 □:宣言型 ▽:条件型 ▼:条件選択型)
○水中適性
 水中の行動によるペナルティ修正を受けません。

◯不屈
 HPが0以下になっても、生死判定に成功する限り行動を続けることが可能です。

○鋼の外皮
 鋼のように硬い皮膚を持ち、刃のついた武器からクリティカルを受けません。

○複数宣言=2回

□薙ぎ払いⅡ
 自身の存在する乱戦エリア内の任意の5体までに武器での攻撃を行います。

□全力攻撃Ⅲ
 打撃点を+20点します。
 同時に、自身の回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。

☆練技&練体の極意
 【ガゼルフット】【キャッツアイ】【ストロングブラッド】【メディテーション】【ビートルスキン】【マッスルベアー】【デーモンフィンガー】【ジャイアントアーム】の錬技を使用します。
 これらの練技は通常の2倍の持続時間を持つものとして扱われます。

○愚鈍な激怒
 サヘケクは打撃点に対して常に「(最大HP-現在HP)÷10(端数切捨て)」点のボーナス修正を得ます。


戦利品
 自動:巨大すぎる武器(1,000G/黒白A)
 2~8:大きな歯(500G/赤A)
 9~12:大きな歯(500G/赤A)×1d
 13~:鉄鎚伯の紋章(10,000G/金白S)

解説
サヘケクは“鉄鎚伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
頭部がカバそっくりというミノタウロスの中でも際立った変異種であり、その姿はどこか愛嬌さえ感じさせます。
しかしミノタウロスすら裸足で逃げ出す程の怪力の持ち主であり、またその力は自らが傷つけば傷つくほどの加速度的に増加していくという恐るべき体質も兼ね備えています。
その能力のため非常に優れた戦士ではありますが、サヘケク当人は領土的野心に乏しく、また名誉欲も薄いという“十二剣伯”の中では変り種に近い存在です。
しかし戦士として「強者との戦い」を好む彼は同時に“十二剣伯”でもタカ派に位置しており、度々手勢を率いてはレガロ砦などの人族側の領域に攻撃を仕掛けています。彼の所領がセーレ河流域近くに存在する事も、その頻度の高さに拍車をかけています。

この魔物を倒した場合、「鉄鎚砕き(50点)」の称号と追加名誉点を得ます。