種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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ブラッドトロール | 男 | 48歳 | 俺 |
「亡き父の無念は、俺が晴らさねばならんのだ」
かつて〈カルハランの戦い〉で“剣王”ジョージ・グレアムに打ち倒された“朱の暴君”ヴルガンドの末子です。
〈カルハランの戦い〉では腕の未熟さ故に同行できませんでしたが、ヴルガンドとその一族が悉く戦死した為に暴君の後継者として認知されました。
〈カルハランの戦い〉の後、多くの勢力に分かれてしまったグラシウス平原の蛮族達を纏める為に修行を続け、つい先日、父の旧臣やその子らと共にヴルガンドの後継者として名乗りを挙げました。
まだ100の半分も生きておらず、ブラッドトロールとしては若年でありますが、恵まれた才と妥協の無い鍛錬によって培われた実力はヴルガンドの再来と証するに相応しいものです。
その配下には巨人種やドレイク、オーガや妖魔種、リザードマンと蛮族らしい勢力が揃っており、歴戦の古強者とその子世代の若武者達が平原に覇を唱えんとひしめいています。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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蛮族 | 男 | 不詳 | ワタシ |
「嗚呼、良イ顔をしていマスねェ、アナタ。それ、ワタシにくださいマセんカ?」
“百面伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
「他人の顔を奪う」という特異な能力を持つフェイスレスの亜種であり、その身体には今まで奪い取った無数の「顔」が蛮族・人族を問わずに散りばめられています。
その能力故に不定の狂気に苛まれており、ありえない妄想に引きずられては人族の領域や他の蛮族の領土に度々干渉を行っています。
配下としてはオーガやコボルトの密偵の他、自らが「顔」を奪って殺した者のアンデッドを用います。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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蛮族 | 男 | 不詳 | 俺 |
「お前、強い。俺、強い奴、戦う」
“鉄鎚伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
頭部が「河馬」というミノタウロスの変異種で、単純に見た目だけ見れば何処かしら愛嬌さえあります。
しかし刃を通さない程の強靭な肉体に、並みのミノタウロスなど裸足で逃げ出す程の怪力を兼ね備えた、非常に優れた戦士でもあります。
領土的野心はほとんど持ち合わせていませんが非常に好戦的で、「戦い」を求めて人族の領域に手勢を率いて度々攻撃を仕掛けています。配下は主にミノタウロスやボガードを始めとした妖魔達です。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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ウィークリング | 男 | 不詳 | オレ |
「どんな相手であれ侮りはいらねェ。毒を仕込む隙を常に窺え」
“毒蛇伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
ヴルガンド没の混乱期に乗じて、先代の“十二剣伯”であった父親のジェイドバジリスクを殺し、その地位と領地を簒奪した人物です。
自身が賎しい地位から成り上がってきた為、物事を慎重過ぎるぐらいに慎重に運ぶ性格をしており、「常に勝てる戦を行う」を信条としています。
配下はオーガやライカンスロープの他、父の重臣だったバジリスク達を低い身分で酷使しています。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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蛮族 | 男 | 不詳 | 儂 |
「男は殺し、女は犯せ。血肉の轍でもって、我が威光を知らしめよ」
“蹂躙伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
グラシウス平原に住むケンタウロス部族の多くを傘下に収めた大諸侯で、広大な版図と強大な軍事力を併せ持ちます。
現在、“十二剣伯”の連合を組織的背景として、グラシウス平原内での勢力拡大に終始しています。
それはアルセイン王国を始めとした人族の領域を、再びバルバロスの版図とするには平原内の諸勢力を糾合する必要があると考えているためであり、来るべき一大侵攻の為の前準備を行なっている段階でもあります。
配下はケンタウロスの部族を中心に、トロールや多数の妖魔を従えています。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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蛮族 | 男 | 不詳 | 俺 |
「カハァ!略奪の後の一杯はたまらんなァ!」
“貪竜伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
通常を大きく上回る巨体を持ったドラゴニトであり、過剰な欲望を満たす為に人族や他の蛮族の領域に対して、「略奪」の為の攻撃を幾度となく繰り返しています。
特に最近はレガロ砦に対する攻撃を過激化させており、その目的は“異端者の集落”リオーネへ直接侵攻する事で、その長である“銀の仔獅子”レグラスを我が物にしようと考えているようです。
配下は妖魔が主ですが、飛行可能な騎獣の運用もしており、ワイバーンを中心とした航空戦力を多く保有しています。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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蛮族 | 女 | 不詳 | 私 |
「退屈、退屈、何もかも退屈。あぁ、良い暇つぶしは何処かに無いかしら?」
“雪華伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
氷雪を操る能力を持った特殊なリャナンシーで、父であるローズヴァンパイアから地位や権力のみならず、その生命すら捧げられて“十二剣伯”にその名を連ねています。
普段は自身の領地にある氷雪に閉ざされた館で退廃的な生活を送っていますが、暇つぶしと称して手勢を用いて人族の領域に攻撃をしかけたり、時には少数の従者のみを連れ立って人族の街で「遊び」に耽る事もあります。
配下は父の眷属であったヴァンパイアやリャナンシー達が主です。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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ナイトメア | 女 | 不詳 | あたし |
「ふふふ、次はどの子を使って遊んであげようかなぁ?」
“魔神伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
その姿は12~3歳程度の少女にしか見えませんが、その正体は数十年を蛮族領で生きたナイトメアです。
性格は極めて享楽的かつ残忍で、誰かが傷ついたり悲しんだり絶望したりするのを好みます。それは、配下である魔神達すら同様で、自分の楽しみの為なら平気で使い捨てにします。
最高位のラーリス神官であり、召異魔法も自在に操り、元々強力な個体の多い魔神達に武装を施した配下を従えた彼女は、その神出鬼没さも合わせて人族どころか蛮族にとっても大きな脅威です。
配下は武装を施された歴戦の魔神達で、またナイトメアという出自からか蛮族側に組した人族も使役しているようです。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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蛮族 | 男 | 不詳 | 我 |
「太極を見据えよ」
“天動伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
あらゆる鼓咆を習得し、練体の極意を極めた巨大なフォモールであり、太古の昔に存在した「古の巨人」の血を引くとも言われています。
“支援あらば百戦危うからず”と謳われるその力を求める各領主は、この領主との友好関係を保っています。これは領主同士の闘いとなった時を見据えた上での外交戦略であり、万が一敵対勢力にのみその支援が行われる可能性を考えれば、当然の対応だと思われます。
配下には「左天」「右天」と呼ばれる2人の将軍と、5人の副将、7人の指揮官の14人のフォモール族を筆頭に、様々な蛮族が集っています。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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蛮族 | 女 | 不詳 | 私 |
「アラ──、活きの良い獲物だこと」
“妖妃伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
巨大な蜘蛛の後頭部から妖艶な女性の上半身を生やした、アンドロスコーピオンの変異種です。
非常に残忍で嫉妬深く、享楽的な性格をしており、領土を広げるよりは今ある限りの贅沢を尽くす事を望みとしています。
積極的に人族の領域へと攻撃の手を伸ばす事のない彼女ですが、配下にはアンドロスコーピオンの部族の他、一部のフォルミカや人族の遺跡から発掘した魔動機械などが存在し、非常に大きな戦力を有しています。
場合により、何らかの見返りと引き替えにそれらの一部を友軍として派遣することで、彼女は自身の自由を捨てる事なく、“十二剣伯”の一人として名を連ねているのです。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 | 名前色 |
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ドレイク | 男 | 不詳 | 私 | #D5AB00 |
「――この世界こそ、至上の遊戯盤。そうは思わんか?」
“獅竜伯”の異名を持つ、グラシウス平原の一角を支配する“十二剣伯”の一人です。
強力な魔剣を持つドレイクであり、竜化した際に獅子の鬣のようなものが現れることからこの異名が付けられました。
好戦的かつ野心的な性格であり、2年程前に他地方からグラシウス平原へとやって来て、瞬く間に“十二剣伯”の一人を殺害し、その座と領地を奪い取りました。
また、人族の生み出す技や技術、知識に非常に大きな興味を持っており、それを己の物とする為に時折積極的に人族の世界へ侵攻します。尤も、彼にとっては技や知識の蒐集も、世界で発生するどんな戦いでさえも、盤上で繰り広げられる遊戯のようなもののようです。
種族を問わず従う者は従えるというスタンスの為、彼の下にはオーガやトロールなどの蛮族から妖魔まで幅広い者たちが揃います。
また、人族あるいは蛮族の社会で爪弾きにされた“半端者”を拾い、手駒として育てるという趣味も持っており、彼の下にはウィークリングやダークナイトなども散見されます。
種族 | 性別 | 年齢 | 一人称 |
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蛮族 | 女 | 不詳 | 妾 |
「 我らはただ、“王”の帰還を待つのみよ 」
“朱の暴君”ヴルガンドに忠誠を誓った四人の大公の内の一人。
無数のフォルミカ達に傅かれる女帝であり、グラシウス平原において最高クラスの版図と兵力を有しています。
その気になればヴルガンドの後釜を狙える程の実力を持っていましたが、彼女はそういった行動を一切見せることなく、内外に対して「 自らの主は“朱の暴君”のみ 」というスタンスを明確にしています。
現在もそれは変わる事なく、平原内部の蛮族に対しては「座して動かぬ実力者」としてプレッシャーを与え、アルセイン王国を始めとした人族にとっては「いつ動き出すかも分からない大勢力」と警戒されています。
配下としては彼女に仕える強力なフォルミカ族が大半で、彼らは通常見られるフォルミカよりも練度・実力共に大きく上回っているとされています。