Wiki

Top > 舞台 > 蛮族領

LeanschenkMap_8.5p.jpg

Table of Contents

グラシウス平原 Edit

 エーレ河以南に広がる大平原です。
 蛮族領グラシウスとも呼ばれ、〈大破局〉以降完全に蛮族の支配領域となっています。
 20年前まで、圧倒的な力とカリスマ性を持つ“朱の暴君”と呼ばれたトロールの王ヴルガンドが首領として君臨していました。
 しかしながら彼が討たれてからというもの未だ新たな首領は見出だせず、多くのグループがこの地の覇権をかけて勢力争いを続けています。
 それでもなお、この地の蛮族は人族に対して散発的な攻撃を繰り返しており、大きな脅威であることは変わりません。
 この平原が再統一される事態となれば、大規模な戦乱が起きるだろうことは明らかです。

十二剣伯領 Edit

 グラシウス平原を席巻する蛮族側の一大勢力。
 〈大破局〉の時代、「蛮王」に直接仕えていた有力諸侯達が収める大所領です。
 彼らは力ある上位蛮族であったが故に、圧倒的な暴力でグラシウスを統治していた“朱の暴君”ヴルガンドの事を疎んじており、ヴルガンドが健在だった当時は「非協力的な有力貴族」として外様に近い立場にありました。
 しかし20年前の戦いでヴルガンドが没すると、「我こそは蛮王の後継である」と各々名乗りを上げ、他の蛮族達を巻き込んだ勢力争いを引き起こし、10年以上もの間血で血を洗う戦いを繰り広げました。
 各自がある程度落ち着いた領土基盤を手に入れると、互いに争い合う不毛さを流石に感じ、お互いに不戦を基にした緩やかな協力関係を結ぶ事になります。
 この「連合勢力」は必ずしも一枚岩ではありませんが、それでも有力な蛮族達が手を結んだ大勢力である事に変わりはなく、人族にとって大きな脅威である事は間違いありません。
 連合に明確なトップは存在しませんが、抱える所領には格差があり、それを収める上級蛮族にも当然大きな力の差が存在します。

“四人の大公” Edit

かつて蛮族領グラシウスを支配していた“朱の暴君”ヴルガンド。
彼に忠誠を近い、またヴルガンドからそれぞれ直接所領を賜った四人の大貴族達の総称です。
蛮都カルハランに君臨する主に代わって、広大なグラシウス領内にひしめく上位蛮族達に目を光らせ、その抑止力として一定の秩序を保つ役目を担っていました。
当時からして“蛮王”から派遣される形で食い込んで来た“十二剣伯”等の無視できない勢力も存在しており、蛮族領をヴルガンドが完全に統治する上で“大公”達はその手足として働いていました。
しかしヴルガンドが倒れると、何故か彼らは混乱する平原内の蛮族勢力を纏めるような事はせず、またカルハラン奪還の反抗も行わないままに、ただ自らの所領で硬く沈黙を守り続けたのです。
彼らの意図が何処にあるのか、それは恐らく当人達以外には誰も分かりません。
“朱の暴君”亡き後のグラシウス内部での勢力争いにも積極的に関わる事なく、“大公”達は依然としてその権勢を保ち続けています。
しかし様々な勢力がそれぞれ大小の動きを見せる中、沈黙し続けてきた彼らもそれぞれ何らかの動きを見せるようになりました。
それがどんな影響をアルセイン王国周辺にもたらすのか――――それはまったくの未知数です。

ヴィルドリア島 Edit

 20年前の戦から逃げ延びた蛮族たちが住む島です。
 先の戦で"朱の暴君"が討たれた際、一部の蛮族たちは保身のためにより強力な存在の庇護を求めてこの島に渡りました。
 現在は島外と関わらず、"冥皇竜"と交わされた契約の元に蛮族たちが生活しています。

ヴィルドリア山(暫定名称) Edit

 ヴィルドリア島の中心からエデオラ湾へと続く山です。
 山頂は常に漆黒の雷雲に包まれており、エデオラ湾に面した部分はほぼ垂直に削り取られたようになっています。


リロード   新規 下位ページ作成 編集 凍結 差分 添付 コピー 名前変更   ホーム 一覧 検索 最終更新 バックアップ リンク元   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: Mon, 17 Feb 2014 20:48:02 JST (3865d)