王都から南西に位置する、アルセイン王国“公認”の蛮族の集落です。
この集落に住む蛮族たちの多くは、戦いを忌避している、あるいは戦う程の力を持たない弱い蛮族であるか、そうでなくとも「第一の剣の神々に教化された」「人族の文化に感化された」などの経緯を持つ、蛮族としては“異端”と呼ぶべき者たちです。
〈カルハランの戦い〉の際、ドレイクの少女レグラスは、そういった異端蛮族たちを取り纏めて人族の側に与し、“朱の暴君”打倒に貢献しました。この功績からレグラス達はアルセイン国王より土地を与えられ、リオーネが誕生しました。
そこに住む者達の姿形を除けば、雰囲気は牧歌的な人族の農村のそれです。
巨人が畑を耕し、ラミアが洗濯物を干し、角の生えた子供が遊びまわる……そんな光景が普通のものとして存在します。
また、住民は蛮族が大半を占めますが、人族の社会で差別を受けたナイトメアや、蛮族社会で魔改造を受けてしまった逃亡奴隷、リオーネの蛮族に技術や知識を教えに来た物好きな者……などの姿もしばしば見受けられます。
リオーネは“普通の”蛮族達にとってみれば裏切り者達の集落であることから、彼らの標的となることが多くあります。
しかし、それに対して戦力は十分とは言えず、その他の様々な制約もあって、冒険者達に力を借りることは珍しくありません。
初出卓: 落伍者の挽歌
初出卓: タイトル
新住民送り込んだ人は適当に書いておいてくれると助かります。
出した当人でなくとも追加されてないのに気づいたら書いておいてくれると助かります。