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さまざまな幻獣が生息しています。
ミュゼスの森をミシェルガンド側から入り、フォルディール山岳を沿うようにマリーゼ河に向かって進んでいくと、不思議なことに途中で誰しもが道に迷います。特にこの領域を人々は“迷いの森”と呼んでいます。
遠くからは迷いの森の中央に大樹の存在が観察できますが、そこへと至った者は一人として居ません。
森の中で遭難することの危険性から、ミュゼスの森へ向かう人々はその領域へ足を踏み入れないよう避けて通るようです。
ベラ湖から西へ流れ出て、エーレ河へ合流する河川です。
エーレ河の支流です。
アルセインの西方に位置する、綺麗な円形状の内海です。
外縁部は、(海棲の大型動物や幻獣が時折顔を見せるものの)基本的にごく普通の海です。しかし中央部は、通過しようとする船舶などが何の痕跡も残さず消息を絶つ“魔の海域”となっています。
陸地を円形に切り取ったような、この湾の形状がどのようにして出来上がったのかは諸説がありますが、有力なものは「巨大な隕石が落下した」もしくは「(コール・ゴッドなどによる)神の力で消し飛ばされた」とする説です。“始まりの剣”が最初に現れた地なのだとする説や、かつてそこにあった都市ごと大地が浮かび上がったのだという説もありますが、あまり信じられていません。
近年、エデオラ湾に浮上した魔法文明デュランディル時代の遺跡です。
非常に大規模かつ、当時の都市としての姿をほぼ完全に残す価値の高い遺跡ですが、その内部は無数のアンデッドが跋扈する死者の都です。
不死者と化した魔法王が支配するこの遺跡は、20年前までは敵対していた蛮族勢力の首魁――――ヴルガンドの手で封印され、都市ごとエデオラ湾の海中深くに沈められていました。
しかしヴルガンドが倒れた事で封印は綻び、再び浮上を果たしたアースガルズの不死者達は、人族や蛮族を問わずに全ての生命を貪ろうと活動を再開しつつあります。
朽ちた都の奥深く、死を超越した不死者の王は未だに玉座からは動けぬまま、全ての生者を不死の円環に閉ざす野望を抱き続けています。